訪問看護ステーションピースフルでは、発達障害分野への訪問を開始しました。
児童発達支援訪問看護について
3つのポイント
- 小さなお子様から成人の方まで幅広く対応します。
- 看護師・作業療法士がご自宅に訪問します。
- コミュニケーションや行動面で気になることなど、生活の相談やアドバイスを行います。
訪問看護で大切にしていること
- お家でのルール、価値観を大切にしつつ支援する。
- 生活スケジュールや暮らし方の中で、一緒に考える。
訪問看護・リハを受ける為の条件
医師の指示書が発行される
- 発行される条件はお子様に訪問看護・リハが必要だと主治医が認めることです
- 主治医に「自閉症スペクトラム障がい」や「学習障害」「ADHD」等の診断を受ける必要があります。
その上で指示書を発行してもらう為に二つの方法があります。
①小児科医等による指示書
多くのお子様は小児科医にかかられていると思います。小児科医等が発行できる指示書は「訪問看護指示書」と言い、医療保険の対象です。
回数は週3回までです。
年齢によって自己負担額は2〜3割ですが、市町村によってはこの自己負担額を保証してくれるサービスがあります。(乳幼児医療)
②精神科を標榜する病院での精神科医による指示書
精神科訪問看護では、一定以下の所得の場合「自立支援医療(精神通院医療)」の助成が受けられますので、自己負担額は1割となります。(※市町村により自己負担分の補助あり)
条件は精神科を標榜する病院で、精神科医に指示書を発行してもらうこととなります 自立支援医療の受給者証を受けることで自立支援医療の対象となります。
精神科訪問看護・リハを受ける上での問題点
精神科訪問看護は近年急激に需要が増え、精神科訪問看護を行う事業所は増えてきております。ですが、精神科訪問看護を行えるのは経験のある看護師・保健師・准看護師、作業療法士となっています。
経験とは、1年以上の精神科病院や精神疾患を持つ人への訪問経験かあるいは訪問看護協会等が実施する精神科訪問看護算定の為の研修を修了した人です。
2011年には発達障害者に自立支援医療が適用されることになりましたが、紀南地区では、発達障害者の対応ができる訪問看護ステーションが殆どないのが現状です。当ステーションでは2021年現在看護師9名、作業療法士4名が精神科訪問看護・リハを行うことができます。訪問看護の魅力は、1対1の個別支援ができること、お子様に対して、オリジナルのスケジュールで対応することができます。
お子様の「知ってる、出来る、楽しい」が増えるように。
お母さんが孤立しない。1人で抱え込まないように。
子供さんと家族が笑顔になるように、一緒に困りごとについて考えていきたいと思っています。
支援内容の具体例
- 傾聴、相談相手としての関わり
- コミュニケーションスキルの向上
- 内服の確認
- 発達段階及びライフステージに合わせたさまざまなリハビリテーション (調理・外遊び・アクセサリー作り)
- 環境調整